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家族の絆人との絆 PURELIFE NEWS LETTER  ピュア your ライフ Vol.1 11月号 装い新たに生まれ変わりました!

日々随想

日本の蘇り
(つな)がりの恢復(かいふく)(一)

代表取締役社長菅家一比古

今から十年以上も前のことと思う。読売新聞夕刊一面トップに南太平洋バヌアツ共和国(パプアニューギニア南東、ニューカレドニア北方)の島々で発見された土器が、青森県三内丸山遺跡で生産された土器であることがハワイ大学スミソニアン研究所のX線調査で判明したとあった。そして島々には津軽訛なまりらしきものが残っていると記事にあった。間違いなく交易があったのである。今から五千年も前のことである。青森の縄文人は六千キロも離れた南の島々まで旅をしたのだった。

国内的に見ても富山と新潟の県境、糸魚(いとい)川産の翡翠(ひすい)の装飾品が日本全国の縄文遺跡で発見されている。また、北海道十勝岳、八丈島産の黒曜石の矢じりも同様、全国の縄文遺跡でみつかっている。縄文人は想像を絶する冒険心、好奇心旺盛な人々だったのだ。しかし何ヶ月も何年も要する旅をするためには冒険心、好奇心のみではとても不可能であろう。それを可能にしたものこそ共同体の繫がりであり、その中心は祭祀行事である。例えば縄文人の末まつえい裔であろうとおぼしきフーテンの寅さんが年中旅をし続けられるのは、葛飾柴又、帝釈天共同体に繫がっているからである。即ちいつでも帰れる中心に繫がっているからこそ、思い切った大胆な行動に出られるのだ。ふる里ではご先祖の霊魂(みたま)祀(まつ)りを家族や親族がいつも欠かさず続けているという信頼感と安心感があるからこそ、大いなる行為を果たすことが可能となる。西行の全国行脚も、芭蕉の奥の細道も在原業平(ありわらのなりひら)の東下りも、戦前の満州の開拓民も、ハワイや北米、南米の開拓移民も、だからこそできた。日系の人々は決して祖国を捨てたのではない。むしろ祖国があるからこそ信頼して出国できたと言ってよい。

さて日本を支え、大きく発展をもたらした原動力であるこの日本共同体の絆(きずな)はいまどうなっているのであろう。この共同体のコア(核)である家族共同体の「絆」のあまりの脆弱(ぜいじゃく)さはいかばかりか。この脆(もろ)さ故、人々は自立、自尊、進取の気性を発揮できずにいるのである。

五千年前バヌアツ共和国の島々に向けて数ヶ月、または数年の旅を続けた青森県三内丸山の縄文人たちを支えてきたものは、ふる里で待っている家族たち、共同体への強き郷愁と帰属意識だったのだ。

日本の蘇りとは家族の絆を取戻し、家庭教育力を復活させることに他ならない。「絆」とは傷を無くしてあげる「」から来る意味と、動物の母親が我が子の傷をペロペロ舐めて癒す「傷舐()め」から来ていると言われる。

九月で終了したNHK朝の連続ドラマ「どんど晴れは久々に家族の絆の尊さを伝えてくれる番組であった伸一(東幹久)の失敗により、外資系企業に乗っ取られる寸前という窮地の老舗旅館加賀美屋であった。しかし主人公の若女将の夏美は皆にこう言った。「きっと加賀美屋は大丈夫です。一番大切なモノを失っていません。それは家族の団結と絆です。これがある限り必ず乗り越えられます」一同は奮起した。そして最大の困難を克服したのである。日本の再生とはきっと家族の絆の再生なのだ。それによって日本の国力は確実に向上する。

この「家族の絆」こそ、ピュアーライフ事業の大きな柱であり、日本蘇りのキーワードとなるのである。

次回につづく。

からだにちょっといい話

人生を変える食事

ピュアーライフ顧問 中川弘雄希

医学の発達にかかわらず、便秘や疲労感、冷え、肩こりなど、健康に悩みを持つ人が増えています。この現状を顧みた時、思い出していただきたいのが、「医食同源」という言葉。医も食も源は同じであり、健康を保つうえで、いかに食事が大切であるかを説いています。

「食事」とは、人が生命を維持するために必要不可欠のもの。そして、運命を変えるくらいに、大切なものでもあります。例えば、「今日の夕食はどんなおかずかな」と楽しげに考える子供心の安らぎ。夕餉の支度をする母親の後ろ姿は、大人になった後でも心癒される思い出です。母親が台所でコトコトと音を立てて料理を作ってくれる。温かな湯気が立ちのぼる台所を見て、子供は安心し、心理的に成長していきます。心安らかな夕餉の時は、その家庭の愛の象徴でもあります。幼い頃の家庭料理の思い出は根強く残るもの。今でも多くの料理屋が、「おふくろの味」を売りにするのもこのためです。

母親が手間ひま掛けた手料理と手抜き料理では、子供への心理的影響は大きく異なります。心のこもった料理を家族で楽しく囲む食事と、カップ麺や化学調味料を使ったコンビニ弁当を一人ぼっちで食べる食事。栄養面ばかりか精神面においても、子供が健やかに育つのはどちらなのか、答えは明らかです。

生活習慣病とは、その名の通り、現代のずさんな食生活の現れといえます。この病は大人だけに留まらず、学童、青少年の間まで広がり始めています。朝食を抜き、昼は簡素なハンバーガーで済ませ、夜遅くに家族バラバラに夕食をとる毎日。このような暮らしを続ければ、病気にならない方が不思議なくらいです。

心身が病んでいる人のほとんどは、食生活が乱れています。とりわけ、成長段階にある子供にとっては、「食事の質」がその後の人生を左右するといって過言ではありません。食事とはまさに、人生をも変える力を持つことを、皆様の心に留めおいていただきたいのです。

中川弘雄希(なかがわひろゆき)
1942年東京生まれ。父を心筋梗塞で亡くし、長男が生後1ヵ月で手術したことをきっかけに、以来37年間、食と健康をテーマに研究に取り組む。日本健康問題研究所理事、日本健全食普及会事務局長などを歴任。「薬いらず」のセミナーで健康指導・講演など、全国で幅広く活動中。現在、ピュアーライフ顧問としても活躍。

読む処方箋 今月の一冊

薬いらず! すぐに役立つ健康読本 ─中川弘雄希著─

本のカバー画像
新風舎 1,523 円(税込)

「医食同源」をテーマに三十有余年、食と健康の研究に取り組む中川顧問が、病気にならない食生活を伝授。塩分控えめの食事、疲れたときの甘い物、水分はたくさん摂るべき…等々、世間にはイメージ先行の常識が溢れています。これらを覆すアドバイスには、目からウロコが落ちる思い。巷に氾濫する情報の真偽を見極めるには、一人ひとりが健康知識を高め、判断力を養うことが大切と、本書で実感できるはずです。

酸素講座 その一

「酸素はなぜ大切?」

講師:赤須通範

地球上で一番多い元素は何だと思いますか? 酸素講座だから、というわけではないですが、それは酸素なんです。

地表付近から海面下10マイル(約16km)までの、元素の割合を示す値をクラーク数といいます。これによると、酸素は49.5%で、全体の半分近くにもなります。そして、2番目に多いのが、皆さんにもお馴染みのシリカで、25.8%。この2つで、なんと4分の3を占めることになります。

では、人間を構成する元素ではどうでしょう。一番多いのはやはり酸素で、全体の約61%を占めます。地球にも、人にも酸素がいかに重要か、お判りいただけたでしょうか。聖書には、人は土から創られたという話もありますが、土をこねただけでは、人になりそうにありませんね(笑)。

私たちは生きてゆくために、毎日食べ物から栄養を補給しています。しかし、それだけでは、指ひとつ動かすことはできません。なぜなら食べ物から得た栄養(糖質)を、エネルギーに変えるには、酸素が必要不可欠だからです。つまり、せっかく摂った栄養も酸素不足の状態では、十分にその役割を果たすことができない、というわけです。

インドのヨガ、中国の太極拳、禅宗の座禅などは、呼吸法を体得することが全ての基本。健康を保つためには、息をすること、すなわち酸素がいかに大切かを、昔の人はよく理解していたのですね。

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