ピュアーライフ-セルピュア、シリカフォースの日本総販売元
 




家族の絆人との絆 PURELIFE NEWS LETTER  ピュア your ライフ Vol.4 4月号

日本の蘇り

便利で機能的なものが溢れる昨今、利益を追求するが故に犠牲にされる安心や安全。次々と、白日の下に晒される食の危機ですが、実はそれ以上に日本を蝕んでいるのが「大いなるものの喪失」です。今、私たちが直面している危機の本質に、菅家一比古が迫ります。

(つな)がりの恢復(かいふく)(三)

代表取締役社長 菅家一比古

◎毒入りギョーザ事件を通して見えた日本

国製毒入りギョーザ事件を通してはっきりと見えてきた日本の危機とは何か。それは行政の杜撰(ずさん)な管理チェックでもなければ、メーカーの怠慢ぶりでもなかった。それは“母”の喪失である。テレビニュースのインタビューを受けていた主婦たちのほとんどが「もう冷凍食品は怖くて食べられない」「中国は信用できない」と異口同音に答えていたのである。「ギョーザはもう自分で作ります」「作るべきです」と答えた人は稀(まれ)であった。

◎日本の伝統〜お袋の味〜

もそも冷凍食品とかレトルト食品がなぜこうも氾濫しているのだろうか。それこそが問題ではないか。確かにこのような食品は独身OLや独身男性、仕事を持つ多忙な主婦にとってはありがたい存在である。しかし、豊かで健康な人間生活に欠かせないものは、日々の料理ではないだろうか。手間暇かかった母や妻の手料理は鎮魂(ちんこん)された料理である。そこに母や妻の愛情が入り、祈りが入る。それによって食材の生命(いのち)が蘇るのだ。即ち料理は一種の祈りの造形である。これが日本の伝統的な「お袋の味」だったのではないだろうか。現在では「お袋の味」は、レトルト食品の別の意味での「袋の味」にとって替わってしまった。 

エプロン姿で台所に立つ母、その傍らで様子を見ている娘。或いは、母を手伝う娘の姿。このように母から娘に受け継がれる伝統の味。そして姿と心。娘が他家に嫁いでいっても、実はしっかりと自分の家の伝統や心を嫁ぎ先にもたらしているのだ。母の味はその母である祖母や曾祖母から受け継いだものである。

◎食事にこめられた「癒しの力」

事の中にこめられているもの、それによって一家が幸せでいられるのだ。食事は癒しの力が伴っている。これこそ鎮魂された料理である。母の手抜き料理やファーストフードやエネルギーの無い汚染された肉や野菜は、確実に情緒を破壊し、心と体のエネルギーを奪いアンバランスとなる。そして子どもたちは荒れる。中年の男性はウツになり自殺を考える。引きこもり、暴走、自殺、犯罪などの原因の一つに食事の問題があることは疑う余地のないことである。動物の世界でさえ、親は子どもに必死になって餌を与え続ける。そこに手抜きや怠慢は見当らない。

戦後食生活は一変した。日本の母から娘へと受け継がれてきた伝統的家庭料理は姿を消しつつある。漬物や粕(かす)漬、糠(ぬか)漬、沢庵、梅干やラッキョウなどを自前で作り上げる主婦は、今どき何人いるのだろうか。きっと農村などの地方に行けば多くお目にかかれるのかもしれない。

余談であるが、山形県、最上町に高橋シンさん(ピュアーライフ・ファミリー)が住んでおられる。現在八十四歳である。東北出張の折、時々お目にかかる。この高橋シンさんが漬けられた漬物は絶品である。三年前八十五歳で他界した我が母が、東北旅行でシンさんにお目にかかり、シンさんの漬物を食べて感動した。そして亡くなる前、もう一度シンさんの漬物を食べたいと何度も言っていた。母は料理の達人であり、若い頃、自分で料理屋を開いていたぐらいである。味にはかなり厳しい人であったが、シンさんの漬物には心底驚いていた。

◎母が娘(こ)に伝えるもの

々に喜びと優しさと癒しをもたらす日本の伝統的家庭料理。母は娘に何を伝えるべきなのであろうか。お金をかけなくとも自分で作れば、こんなにも色々と素晴らしいものが作れるということを母は娘たちに伝えるべきである。現代社会を生きる女性たちに必要なものは、創造性を学んでいくことではないか。女性にとって、料理は立派な創造作品であり芸術品なのだ。母が培ったものをしっかり相続し、自分の知恵や工夫を施し、新しい価値をさらに作り上げていく。これぞ温故新である。

母から娘に伝わるのは、“母”の生命としての母性に違いない。母こそ癒しと浄化の中心だからである。それによって娘が成長し将来嫁いでいく条件が整う。その時、母は自信を持って娘に「結婚」を与えて欲しい。「いまのあなたならもう大丈夫」と。心血注いだ母の娘への教育が、ピュアーライフの企業理念でもある「日本蘇り」の大きなキーワードとなるに違いない。

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